連載
歩行についてナナメから
田中恩

田中 恩 プロフィール

認定理学療法士(管理運営・臨床教育)。大学院では身体運動科学研究領域専攻(運動制御系)。理学療法士として30年目。急性期から生活期までの経験、専門学校教員経験あり。現在は山口県済生会豊浦病院リハビリテーション科(令和7年4月~)在勤。管理職として人材育成、職場環境改善に力を入れる。近年は介護ロボットの開発・改良に携わっている。日本ロボットリハビリテーション・ケア研究会主催でフォーラムや研修会を開催するなど活躍。

株式会社レクア顧問、株式会社リハピス 顧問、NPO法人日本ロボットリハビリテーション・ケア研究会理事長。
参考NPO法人日本ロボットリハビリテーション・ケア研究会 

1 ナナメから、はじめます

 この度「てくてく」のコラムを担当することになりました理学療法士30年目の田中恩です。
 急性期から訪問リハビリテーション、デイサービスまで幅広く経験を積んできました。
 現在、『体感型自立歩行システムArbre(アルブル)』の開発・改良に関わっています。
 少し昔話をしますと中学~高校までは陸上競技をやっていて高校では8種競技をメインに取り組んでいました。
 大学でも陸上競技を続けるつもりでしたが身体を壊し挫折します…。
 この頃(30年以上前)の練習は「水を飲んではいけない時代」で身体の手入れに関する情報も少なくあちこち痛めていました。 その結果身体を壊し競技を断念することになりました。
 この経験が理学療法士になるきっかけです。
 恥ずかしながら今も当時の影響は残っており、あちらこちらにガタが出ています。
 他にも柔道やバスケットボール、ソフトボールなどの経験があります。また、NPO法人日本ロボットリハビリテーション・ケア研究会(https://robot-reha-care.com/)としてリハビリテーションロボットや介護テクノロジーの普及啓発に努めています。
 50歳を過ぎて、今は休日にジョギングをする程度ですが、私のこれまでの競技経験や失敗談などを交えていきたいと思います。
 それでは、少しずつ本題に入ります。歩行やウォーキングに関する内容になりますが、インターネット等で検索すれば出てくる内容にならないようにしたいと思っています。それでコラムのテーマを「歩行についてナナメから」としました。
 今回の連載にあたりウォーキングに関する質問や疑問についてChatGPTに質問してみました。 その結果、以下のような質問・疑問が多いようでした。①ウォーキングの効果・目的について、②正しい歩き方・フォームについて、③時間・距離・頻度について、④靴・服装・持ち物について、⑤ケガ・体調・その他の不安についてなどなど。
 この中からチョイスしてちょっと笑える内容にしたいと思います。今回は前置きばかり長くなってしまい申し訳ありませんが、この辺でお開きにします。次回は、いわゆる歩行・ウォーキングの一般論に触れたいと思います。

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