紫外線吸収剤の成分詳細について

今回は日焼け止めを分析調査してみたという論文から日焼け止めの成分について検討してみたいと思います。

スポンサーリンク

日焼け止めに含まれる成分と問題点

日焼け止めの成分には紫外線を吸収し熱や無害な光に変える紫外線吸収剤と紫外線を散乱する散乱剤の2種類があります。2種類のうち紫外線を散乱させる散乱剤は主に酸化チタンや酸化亜鉛が用いられており、これらは化学的にも安定で人体への影響はないといわれています。

紫外線吸収剤はアレルギーや皮膚炎などの炎症といった症状を引き起こす原因ともいわれており、人体に対して影響があるのではないかといわれています。

スポンサーリンク

単一構成ができない日焼け止め

日焼け止めを作っている各社は肌に悪いものを作りたくはないので、できる限り散乱剤を主成分として使いたいと考えているはずですが、それができないといわれています。というのも、散乱剤は酸化チタンや酸化亜鉛のナノ粒子を分散させて作られています。ナノ粒子は分散性に優れていますが、小さすぎるが故に、ナノ粒子だけで皮膚の全面を覆うことが難しいとされています。(1)

この理由から分散剤だけを利用した日焼け止めというのは発売されておらず、何らかの紫外線吸収剤を添加して紫外線吸収効果、すなわち日焼け止め効果を上げているのが現状です。今回の論文での調査では75製品を調べて11 ~ 29 %が紫外線吸収剤であったとされています。また、酸化チタンの使用割合が61%、酸化亜鉛が24%、両方含有していたものが11%だったそうです。(1)

スポンサーリンク

紫外線吸収剤の成分

紫外線吸収剤として利用されていた成分一覧を示します。(2002年発表現在)

  1. benzophenone-3
  2. benzophenone-4
  3. benzylidene camphor
  4. 3-henyzylidene camphor
  5. butyl methoxydibenzoylmethane
  6. camphor benzalkonium methosulfate
  7. drometrizote trisiloxiane
  8. homosalate
  9. isoamyl p-methoxycinnamate
  10. 4-methylbenzylidene camphor
  11. octocrylene
  12. octyl dimethyl PABA
  13. octyle methoxycinnamate
  14. octyl salicylate
  15. octyl triazone
  16. PEG-25 PABA
  17. phenylbenzimidazole sulfonic acid and ts salts with potassium, sodium
  18. terephthalylicdene dicamphor sulfonic acid and its salts

これを見てもさっぱりという方が多いと思いますが、一応載せておきます。また、これらはすべてを1つの製品で含有するものではなく、単一または複数の組み合わせで構成されています。

スポンサーリンク

ラベルミスも見つかっている

10年以上前の論文なのであてになりませんが、いくつかの製品でSPFの数値が間違っているということがあったそうです。論文発表前には修正されているようですが、消費者側はSPFなんて計測できないので正しい表示を心掛けてほしいですね。

スポンサーリンク

終わりに

各種成分のアレルギーについては調べきれればこのブログで追加報告します。

スポンサーリンク

参考文献

(1) Rastogi, S. C. (2002). UV filters in sunscreen products – a survey. Contact Dermatitis, 46(6), 348–351.

コメント

タイトルとURLをコピーしました